その六十七。
僕の同級生、広島さんは隣のクラスの人気者。
だけど、僕にだけ訳の分からない事をいいに来るのが玉に瑕。
(フレッシュオールスターを見届けた広島さんご一家)
『MVP、小園くんだね!!(笑顔の広島さん)』
『後半戦に向けて、明るい材料が出来たな(笑顔の父・ルーリーさん)』
『とはいえ、まだまだ前途は多難だ。油断大敵だよ(難しい顔の祖父・鯉太郎さん)』
『リコ、ルーリーさん、お義父さん!!(大きな声で広島さんの母・もみじさん)』
『何??(異口同音の三人)』
『明日の朝食は、お赤飯とステーキにしましょうね!』
『わーい!!(喜ぶ広島さん)』
『いや、もみじ・・・(さすがに想像しただけで胃がもたれるルーリーさん)』
『息子や、こういう時には妻に従うんだよ。いいね?(経験に裏打ちされた発言の鯉太郎さん)』
『分かりましたよ、父さん・・・』
僕の同級生、広島さんは隣のクラスの人気者。
だけど、僕にだけ訳の分からない事をいいに来るのが玉に瑕。
おめでとうございます、小園くん!!