広島さん。

某カープ好きグループにてだらだら書きました。

その七十八。(いきなり2020シーズンを振りかえるよ、広島さん!)

僕の同級生、広島さんは隣のクラスの人気者。

だけど、僕にだけ訳の分からない事をいいに来るのが玉に瑕。


『ねぇ、湯川くん!!』
『何、広島さん』
『この前の回からいきなりオフシーズンになっちゃったけど、どういう事なの?』
『色々忙しかったんじゃないかな』
『言い訳だね!』
『・・・ごめんね』
『なんで湯川くんが謝るの?』
『なんとなくね・・・』
『ふーん・・・(心底不思議そうな顔の広島さん)』
『と、ところで今年のシーズンだけど』
『結果はともかく、プロ野球が開催された事に感謝だね!』
『まずはそこだよね。カープはちょっと、残念だったけど』
『うん、ちょ~っとね。でも、佐々岡さんは一年生だし』
『久々の投手出身監督で期待しすぎたのかもだけど、まさか投手陣があそこまで酷い事になるなんて、誰も想像できなかったよね』
『でも、森下くんの活躍も、誰も想像して無かったよね!』
『そうだね。森下がいなかったらと思うとゾッとするよね。でも、投壊に影響されたのか分からないけど、打撃陣も今年は安定しなかったし』
『ちょ~っとだけね!でも、いい事もあったよ!』
『そうだね。まずはなんといっても堂林の活躍』
『わたしね、絶対シーズン4割5分でいけると思ってたよ!』
『堂林はキューバ人じゃないからちょっと難しかったんじゃないかな』
『そうかな?』
堂林ファンの岩国さんだってそんな事はいわないんじゃないかな』
『でも由宇ちゃんはね、「トリプルスリーならいける」って云ってたよ!』
『それはどうなんだろうね。3割、30本はともかく30盗塁っていうのは』
『30失策だよ!』
『・・・岩国さん、堂林選手を分かりすぎるほどわかってるね』
『けど、どれも達成できなかったけどね!』
『まあ、失策はともかくね。今シーズンは2割7分9厘、14本。これがキャリアハイにならないよう頑張ってほしいよね』
『あとはスゴい記録も出たね!』
『あぁ、キクの守備率10割だね』
『それもだけど、違うよ湯川くん!』
『あ、誠也の5年連続3割、25本だね。史上4人目で王さんや落合さんに並ぶって本当にスゴいよね。もう二代目Mr.赤ヘルって云っても誰も文句は言わないだろうね』
『それもだけど!』
『え?これでもない・・・ちょっと早いけど、森下の新人王かな?』
『もう、湯川くんは今シーズン何を見てたのってカープファンみんなに怒られるよ!』
『そこまでひどいの?・・・でも、分からないなぁ。一体誰のどんな記録なの?』
『堂林さんの失策王・内野手部門だよ!』
『広島さん、NPBにそんな王様はいないと思うよ』
『18失策!2位の村上の14失策を4個も離して、堂々の第1位!』
『無視して云いきったね。でも広島さん、3年目のルーキーと11年目のベテランが争う数字じゃないんじゃないかな』
『(ニヤニヤしながら)甘いね、湯川くん!』
『何が甘いのか分からないけど、嫌な予感しかしないね。何、広島さん?』
『これも由宇ちゃんに聞いたんだけど、堂林さんは3年目で通算56失策で、村上は通算30失策。達川さん風に云うと「モノが違いますよ」なんだよ!』
『達川さんはその言葉をそういう時に使わないと思うけどね』
『ルーキーイヤーには29失策!!』
『岩国さんの云ってる『トリプルスリー』が急に現実味を帯びるね』
『ちなみに内野手失策王部門、4位にはコースケ、5位にはマッちゃんがランクイン!』
『コースケは攻めた上での結果なんだろうけど、マッちゃんには触れないでおくね』
『コースケは3位の京田と1個差の僅差だったんだよ!それにね、マッちゃんは1塁手としては堂々の第1位!!』
『そういう風に云われるとなんだかキクが可哀想になってくるね』
『何云ってるの湯川くん!そんなチームメート達の中で守備率10割だったんだよ!』
『哀しい話に聞こえるのは気のせいかな』
『あとね、あとね・・・』
『そうだ、広島さん。そろそろ新人入団記者会見が始まるんじゃない?』
『あ、いっけない!お家でみんなで観る約束してるから、この続きはまたね!』
(走り去る広島さん)

 

僕の同級生、広島さんは隣のクラスの人気者。

だけど、僕にだけ訳の分からない事をいいに来るのが玉に瑕。

まだ続きがあるんだ・・・。
まあ、今シーズン全然更新してなかったからなぁ(いきなりメタ発言)