広島さん。

某カープ好きグループにてだらだら書きました。

その三十一(広島さん『野球だ野球だ!カープ関係ないじゃんいい加減にしろよと思ってる方、最後にカープが絡みますので勘弁してください今日も長いよ』スペシャル その3)

僕の同級生、広島さんはとなりのクラスの人気者。
だけど僕にだけよく分からない事をいいにくるのが玉に瑕。

色々な事が絡んでる試合だけど。
とりあえずはおいといて。

久々のゲームだ。
嬉しくてたまらない。
鷹一の球が打てる自信なんてないけど、やるだけだ。

そして鷹一の第一球は。

『ボール!』

のけぞってかわしたその球は。
顔ギリギリをかすめるブラッシュボールだった。
まぁ、来るとは思ってたけど。

(と、そこへベンチから広島さんの声)

『なんで当たらないのぉ!死球でもなんでも、出れば勝ちじゃない!福岡くん相手に出塁したって云えるよぉ!!』

(何とも言えない顔の湯川くんと福岡くん)

『(ベンチにいる祖父・鯉太郎さんに向かって)これでよかったの、お祖父ちゃん?』
『上出来だよ、リコ(悪魔的な笑い)』
『(呆れた顔の広島さんの父、ルーリーさん)ひどいな、父さん。相手はこの前まで中学生だったんだよ?』
『そうだ。そこがこちらの付け目さ。いくら球が速くても中学生のスタミナさ。球数を投げさせて、メンタルを揺さぶり続ければ、必ず綻びは出てくる』

さて、初球後の鷹一は、広島さんの言葉に動揺したみたいで、ストレートのフォアボール。
遠目から見ても頭から湯気が出ているのがわかった(笑)。
慌てて捕手の山梨先輩がマウンドに駆け寄って、何とかクールダウンさせ。

後続の四郎さん、鈴木さんをきっちり抑えてスリーアウト。

その後はやはり投手戦の様相で。
六回表まではゼロが並んだ。
(ちなみに2回裏、コントロール抜群のよし子さんが珍しく鷹一のオヤジさんに死球を出したが、よし子さんいわく、「ガキの躾も出来ないバカにちょっとお灸をすえてやったんだよ。うちのルーキーに馬鹿な真似すんじゃないってねw」との事)

動きは6回裏、Gホークスの攻撃。
先頭の1、2番を簡単に打ち取った後。鷹一の打席。
2-1からの第四球。
低めに決まるはずのカーブが浮いて入って。
キーン!
三塁線を襲うライナー。
アウトランナー1塁。
続く4番の山梨先輩。
初球をフルスイング、3塁打!!
後続の福岡のオヤジさんはファーストゴロにうちとって、最少失点で切り抜けたけど。

どちらも欲しかった先取点は、鷹一たちに入ってしまった・・・。

僕の同級生、広島さんはとなりのクラスの人気者。
だけど僕にだけよく分からない事をいいにくるのが玉に瑕。

どうなるんだ、一体!?

******

(出番の少ない広島さん、いきなり登場)

『どうも、主役なのに出番が少ない広島鯉子です!!さて!われらが広島ルーリーカープのメンバーですが、実在の人物がモデルになっています。カープがらみの記述が少ないので、あえてここでもってきました!あなたは何人わかったかな?』

【外木場よし子】
外木場義郎さん。外見は友人の度胸のいい女性がモデル。
【外木場四郎】
水沼四郎さん。実は入り婿で、旧姓は水沼だったという裏設定がw
【三条正平さん】
G・馬場こと馬場正平さん。
野球をやってた大男ということでw
でも外見はNBAにいた姚明が近いかも。
寺内健太郎さん】
正田耕三さん。
同県人びいきで。
名前が全然違うのは、柳さんがお坊さんなので、それに合わせて。
【広島ルーリーさん】
モデルはありません。
【柳純真さん】
梵英心さん。実家がお寺と云うのと、好きな選手なのでw
【湯川くん】
同姓同名の人はいますが、モデルはいませんw
【サントスさん】
バティスタがもっと足が速かったらいいのに、という願望を込めたキャラクターです。
【鈴木市郎さん】
あの人ではなく、若い時の古今亭志ん朝師匠です。
質屋と云う地味な商売なのに、あんな有名人と同じ響きの名前を付けられた事を始終愚痴っていますw