広島さん。

某カープ好きグループにてだらだら書きました。

その十六(岡田くん、結婚おめでとう超長いぜゴメンねスペシャル)。

僕の同級生、広島さんはとなりのクラスの人気者。
だけど僕にだけよく分からない事をいいにくるのが玉に瑕。

『湯川くん!』
『何、広島さん』
『岡田投手も結婚だって!』
『おめでたいことは幾つ続いてもいいものだね』
『やろうと思えばあんないい顔もできるんだね!』
『岡田投手のファンを敵に回したね』
『冗談だよぉっ!!ヒロシマンジョークっ!!』
『今考えた言葉だね』
『でもさ、湯川くん。相手の人の「一般女性」ってどういう事?「特殊女性」が対義語なの?』
『対義語はないよ』
『じゃあ、こういう事?相手は二十五才も年上で、しかも親友の母親で』
『ペタジーニの話はそこまでだよ』
『わかった!宮様の』
街宣車が学校に来るよ』
『なにかしら?私には見当もつかないわ』
『ハルキっぽい返しだね。噛み砕いて云うと、プロ野球選手の奥さんって、二種類あるんだよ』
『いい奥さんと悪い奥さん?』
『黙ってて、広島さん。一つは女子アナとか、タレントさんとか、マスコミを通じてその存在を一般に知られている人。そしてそういうのとは逆に、一般に知られていない人が、いわゆる一般女性、っていうことだね』
『すっごく綺麗で有名と、普通で無名ってこと?』
『・・・ヒロシマンジョークという事にするよ』
『じゃあ、私、お母さん似で綺麗だし、有名になったら大瀬良さんのお嫁さんになれるかな?』
『どうかな?』
『・・・どういう意味よ?』
『広島さん、綺麗じゃなくて可愛いからさ(含みゼロ)』
『(顔を真っ赤にして)し、失礼ね!』

(湯川くんの後ろに向かってリクエストのジェスチャー

『なにをやって(後ろを振り向く)・・・えぇぇっ!!』

(湯川くんの後ろには審判の服装をした広島さんの親友、岩国さんと、NPB・白井一行審判)

『し、白井さん?なんで岩国さんも』
『へへへぇ~っ。ネタがないから何でもありなんだよ』
『(マイクを持つ白井さん)えぇ、責任審判の白井です。先ほどの湯川くんの発言に対して、広島さんから失礼ではないかとのリクエストがありましたが、審議に入ると長くなっちゃうんで今云います。湯川くんの発言ですが、悪意がないものとみなし、セーフ。試合続行とします』
『ご、誤審よぉっ!!世紀の大誤審だわぁっ!(白井さんの足元に一塁ベースを投げつける広島さん)』
『タイ場ォォォォッッ!!(高音で爆音の白井節で)』
『・・・わかりました』

(自分のクラスに帰る広島さん)

『岩国さん?(あまりの不条理さに茫然の湯川くん)』
『(無視して)白井さん、今日は有難うございました!』
『まあ、由宇ちゃんのお願いは断れないからね。こちらこそ、いいオジサンが若い子たちと遊べて面白かったよ』
カープには優しくしてあげてくださいね?』
『由宇ちゃん、無茶は云いっこなしだ。それと、湯川くん、だっけ?』
『は、はい』
『君の広島さんへの対応だけど、私と由宇ちゃんの個人的ジャッジを云っていいかな?』
『??? いいですけど』
『有難う。じゃあ、行くよ、由宇ちゃん』
『おっけーw』

(呼吸を合わせる二人。そして湯川くんに)

『ヘェタクソォォォォッッッ!!(高音で爆音の二人)』
『???????』

僕の同級生、広島さんはとなりのクラスの人気者。
だけど僕にだけよく分からない事をいいにくるのが玉に瑕。

次は誰がやってくるんだ(恐怖)?