広島さん。

某カープ好きグループにてだらだら書きました。

その六十八。

僕の同級生、広島さんは隣のクラスの人気者。

だけど、僕にだけ訳の分からない事をいいに来るのが玉に瑕。

 

ケホンケホン。
どうも、お久しぶりです。
湯川です。
情けないことに夏風邪を引いてしまいました。
おかげで広島さんのお誘いも断らなくてはいけなくなり。
(神宮、ナゴド、ズムスタですよ、ホントもったいないったら!!)
家で療養中です、ケホンケホン。

 

『タカマサぁ!!お客さんよぉ!!』
『大きな声はいらないよ、お母さん。・・・で、誰?』
『リコちゃん』
『広島さんって云ってよね!!僕だってまだ下の・・・』
『下のなに?なに?ねぇ、なに??』
『いいから、通してあげて!!』

まったく。
これじゃあ熱も上がるってもんだよ、まったく。
風邪をうつしちゃ気の毒だから、マスクをつけて。
でも。
お見舞いかぁ。
ちょっと嬉しいなぁ。
ニヤけてきちゃうな、でへへ。

 

(広島さん登場)

『湯川くん、ループの練習来ないと思ってたら風邪なんだね!!』
『申し訳ないよ、広島さん』
『ほんとだね!!』
『・・・』
『情けないよ!!それでもカープファンなの!?』
『いや、それ風邪と関係な』
『湯川くんがそんなだから、カープが大変なことになってるんだよ!!』
『え、僕のせいなの?』
『当たり前じゃないっ!!(右ストレートを湯川くんに炸裂させる広島さん)』
『げはぁっ!!』
『湯川くんのバカバカバカっ!!(恐ろしいスピードでボディを繰り出す広島さん)』
『(呼吸が出来ていない湯川くん)』
『バカぁっっっ!!(ギャラクティカ・マグナムを決める広島さん)』
『ゴメスっ!!(宙を舞って床に叩き付けられる湯川くん)』

(我に返る広島さん)

『あれ、私・・・何してたんだろう・・・ねぇ、湯川くん?私一体・・・ゆかわくん?湯川くん!?誰か!このお家にお医者様はいらっしゃいませんか!?』

もちろんお医者さんなんていない訳で。

救急車で運ばれましたよ、えぇ。

風邪はその後無事?に治りましたが。

打撲、骨折でしばらく入院ですって。

まったく、なんてこったい!!

僕の同級生、広島さんは隣のクラスの人気者。

だけど、僕にだけ訳の分からない事をいいに来るのが玉に瑕。

広島さん、いい右持ってんなぁ・・・。